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世の中ケセラセラ 何とかなるさ
会社で上司のいじめにあい、自殺経験2回、もうどうでもいいや、やけくそブログです。
園芸用品(プランタ)の出願審査請求
余談です。
7年程前ですが、おやじ(義父)殿が亡くなりました。おやじ殿が孫達に食べさせようと育てた2本のブドウの木、世話をする人がいなくなり、雑草に覆われ、黄金虫にかじられ、一本が枯れてしまい、残りの一本も枯れる寸前、枯れるのは忍びないと、2年前に根を掘り返し、だめでもともと家の庭に植えかえました。なんと、去年、実を付けました。実とは言っても1房に10個程度ついているものが2房、売っているものと大違い、でも、家の仏壇にお供えし、家族で頂きました。
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そろそろ本題にはいります。

☆1.始めに
出願するだけでは,審査はされません。審査してもらうためには出願審査請求書を出さなくてはなりません。すなわち、特許出願されたもの全てが審査されるわけではなく、出願人又は第三者(誰でも)が審査請求料を払って出願審査請求した出願だけが審査されます。審査請求されなかった出願は、取り下げられたものとみなされますが、以後は誰も特許をとることはできません。

☆2.審査請求の決まり事
青字の審査請求の決まり事をクリックしてく下さい。(特許庁の審査請求記載事項にリンクしています。)
ここに記載された内容を噛み砕いて説明します。
審査請求の決まり事←ここをクリック)
1.審査請求の時期と特許件の有効期間
特許の有効期間は、特許出願の日から20年です(例外的に延長される場合があります)。通常は、出願から20年を経過すれば、その特許権は消滅します。出願の日から20年を経過しなくても、特許料の不納等の他の理由で、特許権が消滅する場合もあります。特許権が現在有効であるかどうか調べるには、特許原簿を閲覧すればわかります。
例えば、特許出願をしてから、その後、審査請求をして、審査があり、審査が終了し、特許料の納付して、特許権が発生するまでに、5年かかれば、特許の有効期限は、残り15年ということになります。

2.出願審査請求日
特許申請の日(法律用語では特許出願日といいます)から3年以内(出願日が平成13年10月1日よりも古いものは7年以内)ならばいつでも出来ます。しかし、忘れてしまわないように、1~2年のうちに審査請求をするかしないかを決めた方がいいでしょう。申請と同時にも請求できますが、出願番号(オンライン申請では直ぐに手に入る)を手に入れてからが良いでしょう。

3.出願審査請求書の作成方法
用紙は、すべてA4サイズで、各ページが50行、各行が40字です。
以下の例を見て、同じ書式にしてください。
青文字で審査請求様式と書かれている部分をクリックしてください。特許庁の出願審査請求にリンクしています。(出願審査請求様式ここをクリック)
赤色のところは御自分の場合に合わせて書き直してください。
それ以外は説明です。
(1)審査料金
用紙の左上に特許印紙を貼ります。
貼った特許印紙の下に 料金額を( )して書きます。)
(122000円)(請求項の数が1つの場合)
(2)出願審査請求の料金の計算
(平成23年8月1日以降の審査請求の場合)
審査請求の料金は、特許庁に支払うもので、次のように定められています。
 118,000円+4000円 X 請求項の数
例とした明細書では、請求項の数は1つなので
        =118,000円+4000円 X 1
        =122000円   となります。   
この料金は(個人が一生に数度の特許申請では)特許印紙で支払うのがいいと思います。
審査請求費用、その他費用については費用一覧をクリックして下さい。
費用一覧ここをクリック)

4.審査請求書の作成
書類名 
請求人が出願人以外である場合には出願審査請求書(他人)と記載します。
【書類名】          出願審査請求書
(3)提出日
【提出日】    平成24年11月1日   
①郵送(印紙が高額なので書留にして下さい)で特許庁へ送る場合はその日の日付
②発明協会のパソコンでオンラインによる手続きをする場合にはその日の日付
(4)許庁長官です。
【あて先】     特許庁長官
(5)出願の表示
記載しません
【出願の表示】
(6)出願番号
出願によって手に入れた出願番号を入れます。
【出願番号】特願2016-OOOOO
(7)請求項の数
明細書の請求項の数を見て記載します
【請求項の数】    1  
(8)請求人と識別番号
【請求人】
【識別番号】OOOOOOOOO  
  
(郵便による出願によって与えられます)
  【住所または居所】  愛知県名古屋市・・・・1番地1号
  【氏名】       若山 花子

【代理人】(今回は自分で行うので記載の必要はありません)
  【識別番号】
  【弁理士】
  【氏名または名称】
【手数料の表示】
  【納付方法】
 
 【予納台帳番号】(特許印紙で払うので,今回は記載の必要はありません)
  【納付金額】     122000(請求項の数により変わります)



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園芸用品(プランタ)・特許庁へいよいよ出願
プランタを例にとり説明します。
☆1.初めに
特許権の取得に必要な書類は今までの記事で作成しました。これらを特許庁に出願(提出)する必要があります。出願方法も様々です。書面(窓口、郵送)或いはオンラインで行う方法があります。

☆2.書面出願について(一生で数度しか特許申請をしない人向け、簡単)
(1)書面出願とは
必要な書類内容(願書、明細書、図面、要約書)を紙にプリントして、書留郵便で特許庁に郵送する方法です。電子データ化するたの料金が加わり割高になります。特許申請をする度に不経済なことになりますが、事前手続(「識別番号付与請求書」「電子情報処理組織使用届」「予納届」)の必要がないので簡単です、一生で数度しか特許申請をしない人はこの方法をお勧めします。
書面手続きについてのリンクの欄です。下記の「書面手続き」クリックしてください。発明協会の書面手続きのページにジャンプします。 
書面手続きここをクリック
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(2)書面出願の手順
①所定の形式で出願書類を作成する
7回に渡って園芸用品であるプランタの出願書類に関する記事を記載してきましたので、それを参考にして作成してください。
②特許印紙を貼る。
郵便局で必要な額の特許印紙15000円を購入して「願書」に貼り付ける。(予納制度、現金納付制度の利用も可能で、その場合は特許印紙を貼り付ける必要なし)
③出願書類を書留で特許庁長官宛に郵送もしくは特許庁の出願課窓口に提出。
提出先住所: 〒100-8915 東京都千代田区霞が関3-4-3 特許庁長官殿
郵送する封筒には忘れずに「出願書類在中」と記載しておきましょう。
④電子化料金を納付
出願後(財)工業所有権電子情報化センターから電子化料金の払い込み用紙が送付されてきます、これに必要事項を記載して電子化料金を納付します。(書類を出してから2、3週間程度必要)
電子化手数料の額:1件につき、1,200円に書面1枚につき700円を加えた額です。
(例:特許出願書類の枚数が10枚の場合・・・1,200円+(10枚×700円)=8,200円)
参考までにその他特許にかかる費用を知りた方は下記に青文字で「特許関係費用」と書かれた部分をクリックして下さい。特許庁の費用一覧のページにリンクします。
特許関係費用

☆3.特許電子出願
出願を業としている人向けです。初期手続きが結構大変なんです。特許庁にアクセスし、マニュアルに従って手続きを行いますが、マニュアルを読んだだけでは理解できない方が多いと思います。冷たいようですが、効率を考えたら絶対に割に合いません。やってみようと思う方は一応 下にリンクしておきました。
電子出願マニュアル

☆4.発明協会の電子端末から出願
1.全国の発明協の住所は下記の青字の「発明協会の住所」をクリックして下さい。
発明協会の住所
発明協会に行く時には住民基本台帳カードに電子証明書を格納するICカード形式のものを持参します。
市区町村役場でお聞きください。なお、電子証明書を取得する際にパスワード設定します。重要ですので忘れないように。このパスワードを忘れると手続できません。窓口にいくと係りの者が色々教えてくれます。

発明協会の職員の方多くは市役所等の公務員の天下りですので、利益は追及しません無料で丁寧に教えてくれます。しかし、根からの特許マンではありませんので、難しい案件は担当の弁理士に振ろうとします。金銭にゆとりがない場合は注意して下さい。



特許願い作成しちゃいました 園芸用品の特許出願へトライ
☆1.初めに
前回の記事である特許要約書・図面の作成の続編です。前回と同様に園芸用品であるプランタを例にとり説明します。
(1)原紙の作成
特許権を取得するためには、「特許願」及び権利を取りたい技術内容を詳しく記載した「明細書」、「特許請求の範囲」、「図面」(必要に応じて)、「要約書」を作成し、特許庁に出願(提出)する必要があります。それらの様式は、下記しました「特許出願書類の様式」をクリックし名前付け保存して下さい。(特許庁の様式集にリンクしています。)
特許出願書類の様式
 ここをクリック)写真1の様な画面がでます。これに書き込んでいきます。
写真1
P1000453.jpg
実際に願書に記載す文字は赤字です。それ以外は説明です。

☆2.願書作成

 
 |特  許|
 |印  紙|

【書類名】       特許願
【整理番号】      AAA001111
【あて先】       特許庁長官殿
【国際特許分類】     A01G  9/02
【発明者】
 【住所又は居所】    愛知県名古屋市・・・・1番地1号
 【氏名】        若山 花子
【特許出願人】 
 【識別番号】
 【郵便番号】      111-1111
 【住所又は居所】    愛知県名古屋市・・・・1番地1号
 【氏名又は名称】   若山 花子  
【提出物件の目録】
 【物件名】     特許請求の範囲 1
 【物件名】     明細書  1
 【物件名】     図面    1
 【物件名】     要約書   1


☆3.特許願い作成要領
1.確認事項
①A4サイズを使用します。
②左横書きにて、1行40文字、1ページは50行以内とします。
③文字は、黒文字で10~12ポイント。
④余白を上6cm、左右及び下に各々2cmをとるものとし、原則として左右余白は各々2.3㎝を超

2.特許印紙
願書左上の( 15,000円)の上に特許印紙を貼付してください。特許印紙については、各地域の本局や大きな郵便局で扱っています。くれぐれも収入印紙とお間違えのないようお願いします。また、特許印紙に割印は一切不要です。割印を押さないようお気をつけください

3.【整理番号】について
ご自身が管理上決める任意の番号なので、付けても、付けなくてもどちらでも良いです。ただし、複数出願する場合は付けておいた方が管理しやすいでしょう。
【整理番号】は数字・ローマ字(大文字に限る)あるいは「-」の組み合わせで10字以内にしてください。

4.【国際特許分類】について、
前回の特許調査で得た先行文献の特許分類をそのままコピーしましょう。通常は特許分類表で調べますが、面倒です。( ××××□□×/××の特許分類で調べて ″/″の前の数字が3桁に満たないときは足りない桁分空白を入れます。不明な場合は省略しても良いことになっています。)    
プランタの場合:【国際特許分類】    A01G 9/02

5.発明者について
【発明者】
 【住所又は居所】    愛知県名古屋市・・・・1-1-1
 【氏名】        若山 花子 
発明者の欄と出願人の欄がありますが、特許の権利は出願人にあります。又、発明者は人です。法人或いは団体名はダメです。
(1)「【住所又は居所】」の欄には、◯◯県、◯◯郡、◯◯村、大字◯◯、字◯◯、◯◯番地、◯◯号のように詳しく記載して下さい。
(2)「【氏名】」の欄には、戸籍に記載されている氏名を記載して下さい。通称名やペンネーム等は認められません。
(3)発明者の欄に記載すべき者が2人以上あるときは、次のように欄を繰り返し設けて記載して下さい。
【発明者】
 【住所又は居所】
 【氏名】
【発明者】
 【住所又は居所】
 【氏名】

6.特許出願人について
【特許出願人】 
 【識別番号】
 【郵便番号】      111-1111
 【住所又は居所】    愛知県名古屋市・・・・1番地1号
 【氏名又は名称】    若山 花子
特許出願人が権利者です。
(1)【識別番号】には9桁の数字( “識別番号付与請求書”により取得) 識別番号を記載します。記載した場合は、住所の記載は省略できます。初めて出願する方には識別番号がありませんので、「【識別番号】」の欄は設ける必要はありません。
(2)【住所又は居所】の欄について
「【住所又は居所】」の欄には、◯◯県、◯◯郡、◯◯村、大字◯◯、字◯◯、◯◯番地、◯◯号のように詳しく記載して下さい。但し、識別番号を記載したときは、「【住所又は居所】」の欄は設ける必要はありません。
(3)【氏名又は名称】の欄について
「【氏名又は名称】」の欄には、特許出願人が自然人にあっては氏名を記載します。
法人にあってはその名称を記載し、「【氏名又は名称】」の次に「【代表者】」の欄を設けて、その代表者の氏名を記載して下さい。以下の通りです。
【郵便番号】      111-1111
【住所又は居所】    愛知県名古屋市・・・・1番地1号
【氏名又は名称】    園芸株式会社
【代表者】      若山 花子   印又は識別ラベル
書面による出願の場合は印又は識別ラベルを貼りつけます。
・「押印」又は「識別ラベル」について特許出願人の氏名(法人にあっては代表者)の横に、朱肉を用いて鮮明に印を押すか、又は、識別ラベルをはって下さい。印を押すときは識別ラベルは不要です。また、識別ラベルを貼るときは印を押す必要はありません。

5・提出物件について
【提出物件の目録】
 【物件名】      特許請求の範囲 1
 【物件名】     明細書  1
 【物件名】     図面    1
 【物件名】     要約書   1
【提出物件の目録】の欄について
【提出物件の目録】の欄には、特許請求の範囲、明細書、図面及び要約書等特許願に添付する書類名を記載して下さい。数字は一式と言ういみですから、必ず″1″です。 図面が無い場合は図面は「0」になります。
特許要約書・図面作成しちゃいました。園芸用用品の特許出願ヘトラ
☆1余談です。
庭の風景
庭の隅に植えてもいないのに三つ葉が群生しています。私にとって雑草と同じです。でも一つだけいいことがあります。酒のつまみがない時に、この三つ葉を豆腐と炊き、味を調えます。とっても美味しいとは言えませんが、そこそこいける味になります。
今は冬なので、三つ葉は元気なく枯れかかっています。でも少しだけ、緑が濃くなっています。春が近いしるしです。
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☆2.始めに
前回の記事である特許請求の範囲の作成の続編です。前回と同様に園芸用品の一つであるプランタを例にとり説明します。このプランタの概要は以下の通りです。
このプランタは培養土が入れられるプランタ本体の上方にレンズを配置したものです。このレンズは光を収束する凸レンズです。そして、このレンズに入射した光は収束し強い光となり、プランタ本体の植付面に照射するものです。概略図を下図に示します。
概略図
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☆3.出願書類の様式
1.原紙の作成
特許権を取得するためには、「特許願」及び権利を取りたい技術内容を詳しく記載した「明細書」、「特許請求の範囲」、「図面」(必要に応じて)、「要約書」を作成し、特許庁に出願(提出)する必要があります。明細書、特許請求の範囲は前回の記事で作成しました。次は要約書と図面です。それらの様式は、下記しました「特許出願書類の様式」をクリックし名前付け保存して下さい。そして、書類名 要約書と図面の欄に書き込んでいって下さい。これが原紙となります。
特許出願書類の様式(ここをクリック)
書き込み時の確認事項は以下の通りです。
(1)用紙は、日本工業規格A列4番(白色のものを縦長)
(2)文字は、10ポイントから12ポイントまでの大きさです。基本 半角を用いてはなりません。
(3)書き方は左横書、1行は40字詰めとし、1ページは50行以内とし、各ページの上の余白部分の右端にページ数を記入して下さい。
(4)余白は、少なくとも用紙の左右及び上下に各々2cmをとり、原則としてその左右については各々2.3cmを越えないものとして下さい。

☆4.要約書とは
要約書は明細書等の他書面に比べると重要度がかなり落ちます。検索を容易にする為に書いているようなものです。検索されるのを嫌う場合にはポイントを外して書く人がいるぐらいです。しかし、出願書類に含まれていますから書きましょう。
要約の文章は赤色文字で記載しています。それ以外は説明です。
(1)要約書の記載項目には【課題】と【解決手段】があります。【課題】には前回作成した明細書の【発明が解決しょうとする課題】の部分をそのままコピーし貼り付けます。又、【解決手段】には明細書の【課題を解決するための手段】をそのままコピーし貼り付けます。そして、その構成部材の後ろには選択図中の符号をいれます。例えば、プランタ本体4のように。
(2)様式
【書類名】  要約書

【要約】 (ここには何も記載しないで下さい。)

【課題】 ここから発明の課題を簡潔に記載して下さい。

【解決手段】ここから発明の解決手段を簡潔に記載して下さい。

【選択図】 ここに「図○」のように図の番号のみを記載して下さい。図を描く必要はありません。

(3)プランタの要約書の作成
【書類名】  要約書
【課題】老人、身障者の方を介護する施設内ではリハビリの一環として園芸を行っている。諸諸の理由により屋内でプランタを使用して行なっている。しかし、従来のプランタを屋内で使用すると、屋内では照明の光量が十分でない為、草花が育だちにくく、時には枯れてしまうという問題があった
【解決手段】本発明によって提供されるプランタ1は培養土が入れられる容器状のプランタ本体4と、このプランタ本体4の上方に配置され、入射した光を集めて、プランタ本体4の植付面に光を集める集光体レンズ2とを備えたにある。
【選択図】 図1


☆5.図面の作成
図面は原則として製図法(正投影図法等)に従って作成します。上手に図面を描くには熟練が必要です。しかし、上手に図面を描こうとすると何もかけなくなり挫折してしまいます。挫折してはいけません。第三者から見て発明品の特徴が分かる程度の絵を描きましょう。
1.図面の書ける人は図面を描きましょう。
ブログのリンクの欄に特許図面要領がありますので、これを参考にして下さい。

2.図面の書けない人は絵を描きましょう。
(1)写真を絵取る。
実物がない場合は類似した商品のカタログをPCで検索しプリントして、それを絵取りましょう。
図1はプランタを特許検索して得た図に本発明の構成部材である集光体レンズを追記したものです。斜視図を思わせますが、各部材の見る方向がそれぞれに違い、又、大きさも等倍ではありません。でも構成を説明するには充分です。本発明のプランタを説明する概略斜視図とします。
(2)図面の必要性
下手な図面であっても添付していればそこから査定に対する補正もできます。例えば、明細書に書かれていなくても容易に図面から理解できる事項についてはこれをもとに明細書を補正できる可能もあります。又、類似する後願の発明を排除できる可能性もあります。中には昔の特許図面は芸術だった、今はマンガの絵のようだと嘆く人がいますが、それはそれ、お金のある人は高い代金を払い専門家に描いてもらえばいいし、ない人はそれなりかんばって描けばいいのです。
(3)確認事項
①用紙は、日本工業規格A列4番(横21cm、縦29.7cm)の大きさのトレーシングペーパー若しくはトレーシングクロス(黄色又は薄い赤色のものを除く。)又は白色上質紙を縦長にして用いて下さい。
ただし、特に必要があるときは、横長にして用いて下さい。
②図面は、横 170mm、縦 255mmを超えてはなりません。また、図面が複数枚にわたるときは、各ページの上の余白部分の右端にページ数を記入して下さい。
③基本線の太さについては、実線は約 0.4mm(引出線は約 0.2mm)、点線(破線)及び鎖線(一点鎖線、二点鎖線)は 0.2mmです。
イ 実線は、可視部分の形(外形線)、破断線等、
ロ 細い実線は、引出線等、
ハ 破線は、見えない部分の形(カクレ線)等、
ニ 一点鎖線は、切断線等、
ホ 二点鎖線は、想像線
④ 図中にある個所の切断面を他の図に描くときは、一点鎖線で切断面の個所を示し、その一点鎖線の両端に符号を付し、かつ、矢印で切断面を描くべき方向を示して下さい。切断面には、平行斜線(ハッチング)を引き、その切断面中異なる部分を表す切断面には、方向を異にする平行斜線を、それができないときは間隔のことなる平行斜線を引いて下さい。

3.図面
写真ですが以下のように作成しました。
P1000451.jpg
P1000452.jpg

5.意匠図面
意匠図面は特許図面と違いデザインが重視されなますから、これはマンガ的なイラストはだめです。正投影図法に基づいて正確に書く必要があります。

特許請求の範囲の作成しちゃいました、園芸用品の特許出願へトライ
☆1.余談です。
以前に紫陽花の小枝を2本拾ってきました。別々に鉢にさしたことがあります。やがて葉が枯れて枝だけになりましたが、それでも、日の当たる窓辺に置き水をやりをしました。なかなか根がつきません。半分あきらめていましたが、数か月後、一本の鉢に芽が出てきました。新芽です。やったと思いました。数日後には小さな葉になりました。そしてさらに数日後、見ると葉が少なくなっているのです。よく観察すると、猫です。我が家の猫、ゴマです。窓辺にすわり、葉を食べているではありませんか。しかも丁寧に枝までかじって、これで、私の紫陽花の鉢植え日記は終了しました。
これが実行犯のゴマです。
P1000410.jpg
そろそろ本題にはいります。前回はプランタの特許明細書の作成に続き、特許請求の範囲の作成です。

☆2.始めに
前回と同様に集光体レンズ備えたプランタです。概略は以下の通りです。
説明対象のプランタは培養土が入れられるプランタ本体の上方にレンズを配置したものです。このレンズは光を収束する凸レンズです。そして、このレンズに入射した光は収束し強い光となり、プランタ本体の植付面に照射するものです。概略図を下図に示します。
概略図
P1000447.jpg
☆3.出願書類の様式
1.原紙の作成
特許権を取得するためには、「特許願」及び権利を取りたい技術内容を詳しく記載した「明細書」、「特許請求の範囲」、「図面」(必要に応じて)、「要約書」を作成し、特許庁に出願(提出)する必要があります。明細書は前回の記事で作成しました。次は特許請求の範囲の作成です。それらの様式は、下記しました「特許出願書類の様式」をクリックし名前付け保存して下さい。そして、書類名 特許請求の範囲の欄に書き込んでいって下さい。これが原紙となります。
特許出願書類の様式(ここをクリック)
書き込み時の確認事項は以下の通りです。
(1)用紙は、日本工業規格A列4番(白色のものを縦長)
(2)文字は、10ポイントから12ポイントまでの大きさです。基本 半角を用いてはなりません。
(3)書き方は左横書、1行は40字詰めとし、1ページは50行以内とし、各ページの上の余白部分の右端にページ数を記入して下さい。
(4)余白は、少なくとも用紙の左右及び上下に各々2cmをとり、原則としてその左右については各々2.3cmを越えないものとして下さい。

2.特許請求の範囲とは、
特許請求の範囲を言い換えると、独占権の範囲となります、いわば出願書類の心臓部です。ここで、発明者は独占権の範囲を宣言します。広い範囲を含むように宣言すれば強い権利になりますが、審査ではねられる可能性も高くなります。逆に審査に通るようにと狭い範囲を宣言すると特許権としての価値がなくなる場合もあります。

3.特許請求(独占権)の範囲と構成部材との関係
特許請求の範囲に記載する構成部材はできるだけ少なく。
代表的課題と代表的効果を結びつけるのに必要最小限の構成部材のみを記載しましょう。独占できるのは記載された部材を全て含む物だけです。独占権の範囲の大きさは記載する構成部材の数に反比例します。

☆4.特許請求の範囲の作成前準備
1.確認事項(出願前準備:考えをまとめましょうをもう一度見ましょう)
(1)問題点、構成部材、効果の関係が適切かを確認します。
(2)従来の製品の最小構成部材を確認します。
(3)発明の製品の最小構成部材を確認します。

2.従来のプランタの問題点と構成部材と効果を再確認しましょう。
以下に園芸用品の出願前準備(考えをまとめましょう。)の記事をコピーしました。もう一度読んで問題点と構成部材と効果を整理しましょう。
(1)問題点の確認
①プランタを屋内で使用した場合には屋内照明の光量が十分でない為、草花が育だちにくい。(野菜、果実等は育ちにくい)

(2)従来の製品の構成部材
従来の製品の構成部材を列記します。従来のプランタの構成部材は以下の通りです。
①プランタ(培養土が入れられる容器状プランタ本体、容器状のプランタ本体の底に入れられる中敷)

(3)発明対象のプランタの構成部材
付録的な構成部材は省いて下さい。問題点を解決できる最小構成部材のみを記載しましょう。
①プランタ(容器形状のプランタ本体、プランタ本体の底部分に敷かれる中敷)
②集光体レンズ

☆5.書き方
1.「○○○を備えた・・・・であって、△△△したことを特徴する・・・・・」と書きます。○○○には従来品の構成部材とその説明、△△△には発明品の構成部材とその説明,・・・には発明の名称を書きます。
(1)上記○○○に入れる言葉
○○○には従来の構成部材であるプランタの構成部材をいれますが、プランタはあまりにも一般的に知られている為省略します。通常は以下ようになります。
培養土が入れられる容器状プランタ本体、容器状のプランタ本体の底に入れられる中敷とを備えた
(2)上記・・・に入れる言葉
・・・・には発明の名称を入れます。今回はプランタです。プランタだけでもいいのですが、少し説明をいれてみました。「植物を育てるプランタ」をいれます。
(3)△△△に入れることば
△△△には発明の構成部材を少し説明を加えていれます。
「培養土が入れられるプランタ本体と、このプランタの上方に配置され、入射した光を収束させてプランタ本体の植え付け面を照らす集光体レンズ」を入れます。

2、特許請求の範囲の作成
【書類名】 特許請求の範囲
【請求項1】
植物を育てるプランタであって、培養土が入れられるプランタ本体と、このプランタ本体の上方に配置され、入射した光を収束させてプランタ本体の植え付け面を照らす集光体レンズとを備えたことを特徴とするプランタ