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世の中ケセラセラ 何とかなるさ
会社で上司のいじめにあい、自殺経験2回、もうどうでもいいや、やけくそブログです。
余談です。3.良美姉ちゃん・ハーイ その5 母さんの笑い声大好き 2.良美姉ちゃん・ハーイ その4 母さんの涙 1.良美姉ちゃん・ハーイ その3 お母さんて素敵よ
余談です。
3.良美姉ちゃん・ハーイ その5 母さんの笑い声大好き
高槻市氷室です。今日から、おじさんが用意してくれた借家で過ごします。今日はお母さんの妹の弘子おばさんも泊まります。私達3人は4畳半の部屋で寝ます。母さんとおばさんは8畳の部屋で寝ます。ふすまの向こうから話声が聞こえます。弘子おばさん、戦争で和歌山に疎開してきたころの話をします。「お姉さん、私達の為に、お米30表で健一(親父名前)さんの所に嫁いだのよね、そのお米、私達みんなで食べたのよ、悲しかったは、お兄さん泣いていたわ、それと、兄さん、ちかじか和歌山へ行って話しをつけるそうよ、由紀子を養女出さないようにと、それと、健一(親父名前)さんが本家から財産を相続するようにと、兄さん嘆いていたわ、今のままじゃ、小作人状態だって」母さんとおばさん、その他にいろんなことを話しているようです。やがて、おばさんとお母さんの笑い声が聞こえてきます。その笑い声を聞いて、良実姉ちゃん幸せそうです。由紀子姉ちゃん幸せそうです。

我が家のマッタリ猫です。
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2.良美姉ちゃん・ハーイ その4 母さんの涙
天王寺駅のホームの片隅、私達、遅い昼食を取ります。良実姉ちゃん聞きます。「母さんどこに行くの」母答えません。 母は緊張した顔でいいます。「まだまだよ、かんばって、はぐれないようにね」何回乗り換えたか、いくつ駅を過ぎたかわかりません。やがて大阪・高槻駅に着きます。11月下旬なのに薄らと雪景色、和歌山の私達、驚きです。母、タクシーを捕まえて行先を告げます。そして、20分程度走ります。着いた所は高槻市、氷室、母の弟、正美おじさんの家です。一面雪景色、お母さんの兄弟達が出迎えます。三国のおじさん(兄)・千林のおばさん(妹)・堺のおじさん(弟)も来ています。8年ぶりの再開です。母の名前はトシエと言います。兄弟達にはトシちゃんと言われています。兄が言います。「トシチャン 苦労したな、えらい所にもらわれたな、」 母の妹の弘子おばさん、母を抱きしめます。「姉さん、聞いたよ、」弘子おばさん泣いています。母も泣いています。正美おじさんの家で食事をとります。そして、おじさんが用意した借家に向かいます。今日は弘子おばさんも泊ります。

1.良美姉ちゃん・ハーイ その3 お母さんて素敵よ
母の7回忌です。良実姉さんは60歳を過ぎました。由紀子姉さんは60歳前です。歳を重ねた2人、由紀子姉さんがもらわれるはずだった日の前日のお話をします。良美姉さん「その日のお母さん素敵だったわ、土間にあったお米20俵、その日に全部売っちゃうんだもん。」 由紀子姉さん「そうね、その時、我が家にお金になるものってお米しかなっかたものね、どうせ、本家にもっていかれてしまうものだからいいのよ。そして、私達に言うのよ、家を出るから準備しなさいって。」 良美姉さん「行く場所は高槻のおじさんの家だったわ、着くまで場所は教えてくれなかったわ、おじさん、8畳と4畳半の借家を用意してくていたのよ、ここで2月ほど過ごしたわね。」

 時間はその日に戻ります。
明日、由紀子姉ちゃんがもらわれて行く日です。お母さん、由紀子姉ちゃんの好きなウインナーを炒めます。そして、弁当を4つ作ります。朝食は私達の好きなオムライスをつくります。家族四人みんなでする食事です。親父、バツが悪いのか朝早く出ていってしまいました。お母さん「由紀子、良実、今日からしばらく学校お休みにしましょう。」 由紀子姉ちゃん、静かに食べます。良実姉ちゃん、静かに食べます。母「食事がすんだら、お出かけするから勉強道具といい服だけカバンに詰めなさい。一番いい服に着かえなさい。」お母さん、持てるだけの荷物を持ちます。朝、鶏を3羽、潰した肉も詰めます。米もすこし詰めます。そして、駅に急ぎます。知ってる人に出会っても挨拶しません。ひたすら駅に向かいます。私達3人も母についていきます。電車に乗ります。母、厳しい顔です。天王寺駅に着いた頃、由紀子姉ちゃん言います。「お母さん、由紀子、もらわれなくていいの」 母「いいわよ、行かなくても、私達4人でくらすのよ、」 由紀子姉さん嬉しそうです。遅い昼食にします。駅のホームの片隅でお弁当を広げます。家族4人食事をするのです。お母さんの顔、いつものように優しい顔に戻ります。


庭の風景:手入していないので、草が伸び放題です。
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余談です。2.良実姉ちゃん・ハーイ その2. 由紀ちゃんが行っちゃう。 1.良実姉ちゃん・ハーイ その1 はないちもんめ
余談です。2.良実姉ちゃん・ハーイ その2. 由紀ちゃんが行っちゃう。
 朝です。朝、朝食の準備をします。良実姉ちゃん、鶏小屋から卵を取ってきます。お母さん、大きな丼鉢に炊きたてのご飯をいっぱいいれます。取ってきた卵をこのご飯に落とします。そして、醤油を入れてかき混ぜます。野菜は畑で取れたものを炒めます。食べると最高です。朝、家にいなかった親父、知らぬまに帰っています。親父言います。「由紀子を養女にだす。相手決めてきた。」 母「お父さん何てことを言うの、由紀子をよそえやるなんて、だめよ、」 父大声で怒鳴ります。「やるて言ったら、やるんじゃ、文句あるか」 家の中では親父絶対なんです。お袋なすすべがありません。親父また本家へ、機嫌取りに出かけます。良実姉ちゃん泣きます。由紀子姉ちゃん泣きます。私、幼すぎて覚えていません。由紀子姉ちゃん泣きながらいいます。「お手伝いするから、ご飯半分しかたべないからよそへやらないで、ここがいい。」良実姉ちゃんも泣きながらいます。「私もお手伝いするから、ご飯半分しか食べないから由紀子をよそにやらないで。」その日、一日中2人、メソメソしています。泣きつかれたのか、その日寝てしまいます。翌日、お外でおままごとです。途中、由紀子姉ちゃんの手が止まります。由紀子姉ちゃん「由紀子、よその子になっちゃうの」 良実姉ちゃん「由紀子は何も悪いことしていないもん。そんなことないわ」 近所の子供達がやってきました。「ここで私たち遊ぶんだから、向こうへ行って」  近所の子供、由紀子姉ちゃんを突き飛ばします。良美姉ちゃん切れます。近所の女の子に襲い掛かり、髪の毛をひっぱります。引っ張りながらいいます。「由紀ちゃんは悪くないの、由紀ちゃんは悪くないの」子供たち逃げていきます。良美姉ちゃん泣きます。由紀子姉ちゃん泣きます。良実姉ちゃん「由紀ちゃんが行っちゃう。」

1.良実姉ちゃん・ハーイ その1 はないちもんめ
昨年の11月、母の7回忌の法要を行いました。私の年の離れた姉、良実(ヨシミ)姉さんと由紀子姉さんもも集まります。3人集まると、貧しかった子供の頃の話になります。前回の記事(母の屈辱)と重なるところが多々ありますが、よろしくお願いします。
 私の母は大阪の西九条に住んでいましたが、戦争で和歌山に疎開してきました。長女である母は食料確保の為、年の離れた父の元に嫁いだのです。父は私たち家族より本家を大事にする人でしたから、田畑で取れた作物は本家にもっていってしまいます。おかげで、我が家は貧乏の極みです。この中で一番苦労したのが、良美姉ちゃんです。良実姉ちゃんについてお話したいと思います。姉、良実姉ちゃんは良く実るとかいてヨシミと読みます。これは父が付けた名前です。良く実って、親父である父が食べれるようにと名づけた名前です。良実姉ちゃんの幸せを願ってつけた名前ではありません。
 良実姉ちゃん9歳 由紀子姉ちゃん4歳の時の話です。(勿論、姉達から聞いた話です。)良実姉ちゃん、由紀子姉ちゃんを連れて近所の子供たちと遊びます。はないちもんめです。子供いいます。「良実ちゃんと由紀ちゃんは汚いからあっちの組に行って」 別の子供言います「こっちもいやよ」 良実姉ちゃん「由紀ちゃん、あっちへ行こう、お母さん所へ行こう」 由紀子姉ちゃん「うん」 良実姉ちゃん、母のお手伝いをします。刈り取って束ね損ねた稲穂を集めます。幼い由紀子姉ちゃんも手伝いす。母「良実、お友達と遊んでおいで、」良実「いいの、お友達、私が行くと汚いっていうの、だからいいの」 母「・・・・・・・家に帰ったらお風呂に入ろうね。」良美姉ちゃん「うん」母はその前にすることがあります。良実姉ちゃんも手伝います。畑の横の用水路、米の収穫時期になると、ほとんど水が流れません。その用水路の底を探すと、タニシとシジミ貝がいるのです。それを持ち帰り、夜のおかずにします。当時、私の家に風呂なんてありません。大きなたらいにお湯を張るのです。そして、母は良実姉ちゃんと由紀子姉ちゃんを入れるのです。母はタライの外から姉達を洗います。母「綺麗にあらってあげるからね、汚くないのよ」良美姉ちゃん「うん」 私も子供の時、よく言われました。お前の服、雑巾みたいやな。」
余談です。2.1.恋バナ、その8 心
余談です。1.恋バナ、その8 心
心中は失敗しました。後には嘔吐物が残ります。私と彼女、この異臭を放つ嘔吐物を片付けなくてはなりません。少しも、美しくありません。心中は美しくなくてはならないのに、失敗です。疲れました。口数、少なくなりました。彼女「私、家にかえるわね」 私「送ろうか、」 彼女「一人で帰れるわ、」窓から見る彼女の姿、これが最後の姿です。翌日、彼女の家に電話しました。彼女のお母さん「うちの娘に関わらないで、電話もしないで、」「ガチャン プー・プー」電話を切られてしまいました。それから、3日後、短い手紙が届きました。
「龍一さん、本当は心中したくないんでしょ、龍一さんの心が私から離れていくのがわかったわ、家に帰ってからお母さん前で初めてないたのよ、龍一さんの心が離れていくって、でも、好きな人と心中の真似事ができたんですもの私、嬉かたわ、龍一さんの心が私から離れる前に別れましょう。心が離れるほうが私にとって悲しいから、」
それから、数ヶ月間、酒浸りの日が続き、私は会社を退職し和歌山に帰ってきました。そして、1年後に彼女の面影を持つ今の家内と知り合い2年後に結婚し今にいたります。しかし、今の家内、やはり、追い続けた彼女ではありません。
 一度、彼女を私に紹介した大学時代の友人に聞いたことがあります。私「彼女、今、どうしているの、」友人「一度結婚したんだけど、離婚して、母親と2人で暮らしているみたいだよ。」 男はバカな生き物です。私、今、彼女にあったなら、すべてを捨てて、彼女に走ってしまうことは確実です。

余談です。1.恋バナ、その7、私達ってトンマね
余談です。
1.恋バナ、その7、私達ってトンマね。
実を言うと、脚色しています。脚色しますと、つじつまが合わない所が出てきます。心中の仕方ですが、ガスじゃないんです。実はタバコなんです。タバコの葉をほぐしてオブラートで包み、これを飲むんです。でも、タバコの葉は消化が悪く、嘔吐してしまいます。美しくありません。話は戻ります。
 私達、オブラートで包んだタバコの葉を飲みます。いくつ飲んだ分からないぐらい飲みます。そして、ベッドに横たわり抱き合います。静かな時が過ぎます。彼女「胸がムカムカしてきたわトイレ借りるわね」彼女、トイレに急ぎます。トイレから彼女の声が聞こえます。「オエ~・オエ~・オエ~」私もムカムカしてきました。ベランダのバケツを持ち込み、嘔吐します。「オエ~・オエ~・オエ~」何度も何度も胃が痙攣します。「オエ~・オエ~・オエ~」私達、ベッドの前にバケツを2つ並べ、「オエ~・オエ~・オエ~」です。戻すもどが無くなり、泡を戻します。「オエ~・オエ~・オエ~」です。空えづきは苦しいので、水を飲みます。「ゴックン・ゴックン・ゴックン」しばらくすると「オエ~・オエ~・オエ~」これの繰り返しです。室内は嘔吐物の臭いで充満します。彼女、言います。「龍一さん、苦しい、死にそう。」私、しばらくすると、トイレに走ります。「ズルー・ズルー・ズルー」私が出ると、次に彼女が入ります「ズルー・ズルー。ズルー」これの繰り返しです。やがて、目に映るものの縁が黄色く見えます。私、これで死ぬんだなと思います。彼女の手を握り、眠ります。朝、目が覚めると、昨夜、戻した嘔吐物がバケツの周辺に飛散しています。彼女、言います。「私達って、トンマね」
余談です。3.バナ その6、ゴメンネ 2.恋バナ その5、エロ本捨てちゃいました。 1.恋バナ その4 彼女のお母さん
余談です。
3.恋バナ その6、ゴメンネ 
初雪の便りも聞きました。11月中旬最後のドライブです。二人でいった思い出の場所に再び行きます。私、彼女に聞きます。「行きたいところある」 彼女「初詣でに出かけた地蔵尊に行きたいわ、文句を言ってやるの、どうして私達を助けてくれないのって。」  私の心の声「俺が言いたいわ、会わなければよかったって」 私「俺は感謝しているよ知り会いのいないところで知り会えたんだから、楽しいかったよ」 私の心の声「何、格好つけているんだドアホ」冬の地蔵尊です。人もまばらです。参道にある食堂にはいります。暖かいココアとホットケーキを頼みます。さらに、思い出話が続きます。彼女「この車にもお世話になったわね。 最初は電車でデートしたのよね、龍一さんが無理して買ったのよね、ありがと、時々クーラーが聞かない時があって、大変だったわ、でも、楽しかったわ」 もっと行きたいところがあるのですが、そろそろ、疲れてきました。新津前のスーパーでサンドイッチと少しお酒を買って家路を急ぎます。アパートの前、ドアを開けます。我ながら綺麗に整理した部屋、TVをつけて横になります。夜10時半 少し窓を開けます。そして、ストーブを切ります。冷たい風が室内を走ります。部屋の隅に隠しておいたガスボンベ、ベッドの下に運びます。ボンベから伸びるホース、枕元におきます。私達、ベッドに横になり抱き合います。上半身はビニール袋に覆われます。彼女、私にしがみつきます。怖いんでしょう つめを立て、震えています。でも、彼女一言だけ言います。「ゴメンね。」

2.恋バナ その5、エロ本捨てちゃいました。
数日前の私、身辺整理、エロ本捨てちゃいました。そして、私死にたくないのに死に方を考えます。首つりは痛そうです。排泄物がすべて出て、美しくありません。入水自殺、寒そうです。水を吸って膨れ上がります。魚のエサはごめんです。手首を切る。痛そうです。血は見たくないのです。残るのはガス自殺です。ろう付け用の小型ボンベならあります。少し重たいのですが何とかなります。心中を考えているのに、残りの有給休暇の数を考えています。これって何だろう。 取りあえず、二人の上半身が入ることのできるナイロン袋と小型ボンベは準備しました。部屋の片隅に隠しましょう。当時、八神純子が好きなわたし、この曲が流れていました。
☆思い出は美しすぎて(ここをクリックしてね)
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1.恋バナ その4 彼女のお母さん
くるな 来るな日曜日の朝がやってきました。私、来るな、来るなと思いながら待ちます。彼女、少し遅れてやってきました。そして、私の前に座ります。 彼女「待たせて、ゴメン、行くのをやめようと思ったんだけれぞ、もう疲れたから、来ちゃった」 私の心の声「来んでもえ、こんでもえ」そして車に乗り込みます。彼女「最後だから付き合い始めたころ良くドライブした所に行きましょう。」そのコースは五泉ー新津ー親不知のコースです。私の心「最後、さいご やめてくれ」 親不知の海岸に入ったころ、彼女はお母さんの話を始めます。「以前に私の弟がキンジスで亡くなったこと少し話したわね、私の父は私の母をせめるのよ、すべてお前に原因があるって、最初はね、上の兄がよくころぶの、それで病院へ行ったの、最初は小さな病院で良く分らなかったんだけど、大きな病院で診てもらったらの、そうだったわ、下の兄もよ、上の兄は高校2年の時にはもう教室も移動できないの、母はね、自分より大きいな兄を背中におぶって移動するのよ、もう学校にいってもしかたないのにね、おかしいでしょ、そしてね、帰ると、動かない兄の足をさすって、こめんね、ごめんね、て言うの、変でしょ・・・・・そんな母が嫌いなの、謝ってばかりの人生って、でもね、母はね謝っていれば正当化されるのよ。私、小さいころから、あまりかまってもらわなかったは、だから、もう 疲れたの、こんな日がくると思っていたわ、でもね、死のうかって言ってくれた時、嬉しかったは、それだけで十分よ」 私の心「これ以上言わないで、逃げられなくなってしまう。お願い。」
余談です。3.恋バナ  その3 くるな 来るな、日曜日 2.恋バナ 男はかってな生き物です。1.恋バナ「馬車馬 」
3.恋バナ  その3 くるな 来るな、日曜日
考えがまとまらい内に、待ち合わせの日がきます。時間がきます。そして、いつもの喫茶店に行きます。すでに、彼女来ています。いつもの席に座っているのに、いつものように楽しくありません。彼女の口が開きます。「あなたのお母さんから電話があったわ、この話はなかったことにして下さいて、あなたの考えはどうなの」 言葉なんて浮かんでくるわけがありません。八方ふさがりです。別れるのもいや、馬車馬さんもいや。 私「死のうか」と言ってしまいました。八方塞がりで思わず出た言葉、今更取り消されません。彼女、頷きながら「いいよ」 私の心の声「おい、オイ、頷かないで、(いいよ)はないでしょ」もう後には引けません。どうしよ、でも、恰好をつけたい(ドおバカな)私です。時間稼ぎです。次の日曜日、気が変わらなかったら身辺を整理して、ここにきて、彼女「私の気持ちは変わらないわ、」と言い、その場を別れました。その後の私の心の声「死ぬの怖いやろな、苦しいやろな、くるな 来るな、日曜日」

2.恋バナ その2「男はかってな生き物です。」
母の言葉は心ではなく脳に響きます。「一生馬車馬のように働き、後は何も残らないのよ」私は愛を貫くような男ではありません。本心は馬車馬のように働きたくないんです。ごく平凡な生活がしたいんです。心が冷めていきます。でも、彼女が好きなことも事実です。当時、携帯なんかありません。いつも公衆電話からかけます。でも、今日はかけません。少し頭を冷やすことにします。大部分の男はかってな生き物です。困難を乗り越えて一人の女性を守るなんて男はいません。でも、恰好は付けたいんです。如何に恰好を付けながら現状を打破するかです。女性の方が男性の心の声を聴いたなら、必ず言うはずです。「あんたって最低」 話をもとに戻します。頭を冷やしてもいい考えが浮かんでくるわけではありません。だんだんと疲れて、面倒になります。次の朝、会社に彼女から電話です「会えない」私「いいよ、いつも所で、」 平穏で丸く収まる方法なんて思いつく訳がないのです。

1.恋バナ その1 「馬車馬」
 私は社会人になり2年目のことです。2年間の期限付きで新潟営業所に転勤したことがあります。そこで彼女と知り合いました。彼女には二人の弟があり、高校を卒業するまでに亡くなりました。病状はキンジストロフィーです。私はのんきな男です。深く物事を考えません。その話を聞いたときも「あ、そうかと言った程度です。」やがて、彼女の家にも遊びに行くようになりました。彼女もはるばる私の実家にもくるようになりました。私の母も大歓迎、お付き合いが始まって2年目が終わろうとした頃、母からの電話「お母さんはがっかりしたは、彼女の弟さんのことを聞いて、彼女には気の毒だけれど、別れなさい。子供ができて、弟さんと同じだったら、馬車馬のように働かなくちゃいけないのよ、そして、あげく、何ものこらないのよ、お母さんは絶対に許さないからね。」と言うものでした。
余談です。3.母の屈辱 その19 母、父との思い出 2.母の屈辱 その18.老いて行く母 :1.母の屈辱 その17 俺、大学に行ってもいいの。
余談です。
3.母の屈辱 その19 母、父との思い出
以前、母は庭の草取りをしていて、手を鎌で切ってしまいました。そこが化膿し、病院に行き事無きを得ました。その帰り道、母「あそこの喫茶店によって頂戴、喉が渇いたわ」 私も少し小腹がすいたのでよることにしました。母は店の店員さんを呼び、「トーストと牛乳お願いします。」私も同じものを頼みました。テーブルに運ばれた牛乳は少し甘く味付られていて、美味しいです。お袋言います。「以前、けがをした時もお父さんにここに連れてきてもらって、同じものを食べたのよ、美味しかったわ」母はとても嬉しそうに話します。あんなに苦労かけられた親父でも、夫婦なんだ、私が親父にいだいている感情とは違うんだと痛感しました。

2.母の屈辱 その18.老いて行く母 
さらに月日は流れます。私も結婚し3人の子供を授かりました。家内は一番下の娘が保育園に行き始めると仕事に出るようになり、この3人の子供達の面倒は母が見ることになりました。朝、保育園に送り、そして、夕方迎えに行くのです。自分の役割があり、頼りにされている母は元気です。孫達もおばあちゃんと言って慕います。母は幸せそうです。でも、月日は流れるのです。子供達も大きくなり手がかからなくなりました。子供の送り迎えの必要がなくなり、母は役割のない隠居状態です。75歳過ぎるごろから少しおかしくなってきました。少し早いようですが痴呆の始まりです。


1.母の屈辱 その17 俺、大学に行ってもいいの。
月日は流れます。私が高校1年、由紀子姉ちゃんが21歳、良実姉ちゃんが24歳です。そろそろ、私も進路を考えなくてはなりません。母子家庭で特別頭の良くない私、高校卒業後は当然、就職を考えていました。いつものように食後の内職タイムです。良実姉ちゃん「龍ちゃんもそろそろ進路を考えなくちゃいけないわね、みんなで話し合ったんだけれど、龍ちゃんが進学したければしてもいいのよ、」 私「俺、大学へ行ってもいいの、お金あるの」 お袋「お父さんのお金も少し残っているし、私達3人も働くから」と言う訳で大学へ進学させてもらいました。喜んでばかりはいられません。良く考えると、私が大学を卒業するころ、良実姉ちゃんが30歳、由紀子姉ちゃんが25歳です。いい歳です。婚期を逃してしまいます。そんなことをしてもいいのかと考えましたが、末っ子の甘えん坊の私です。そのまま、工業大学に進学し、地元の企業入社しました。私が就職した翌年、良美姉ちゃんが31歳で見合いし結婚しました。その2年後に由紀子姉ちゃんが見合いし結婚しました。姉達は嫁ぐ前の日、「くれぐれも、お母さんのこと、たのんだわよ」と言って嫁いでいきます。姉達二人がいなくなって、お袋と二人です。内職タイムも無くなりました。当然会話も少なくなります。今、考えると、この内職タイムが家族のコミュニケーションを取る場だったのです。内職のおかげで、貧しい家族が団結できたようなきがします。