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世の中ケセラセラ 何とかなるさ
会社で上司のいじめにあい、自殺経験2回、もうどうでもいいや、やけくそブログです。
余談です。1.貧女の一灯、その2、お照るさん出生の秘密 2.貧女の一灯、その3、お照るさん尼さんになる。3.貧女の一灯、その4、父との再会。
余談です。

1.貧女の一灯、その2、お照るさん出生の秘密

奥の院、灯明祭りから数日が過ぎます。

父、母と暮らした楽しい日々を思いだします。

かか様がいった言葉を思い出します。

「かか様がいってたわ(お前は仏様からの頂きものだよ、お寺からの帰り道、

幼子(おさなご)の火のついたような激しい泣き声を、ふしぎに思って声をたよ

りに進んで行くと、辻堂ののき下に、浪人のあみ笠の中にもみじのような手をふり

ながら、声をかぎりに泣いていたのよ、だき上げると、りっぱな絹の小そでに美しい

たんざくがそえていたの、その歌はこうだったわ

(千代(ちよ)までも ゆくすえをもつ 

みどり子を今日しき捨(す)つる そでぞ悲しき)

お照るや、この歌をしっかり覚えておくんだよ」

2.貧女の一灯、その3、お照るさん尼さんになる

そこへ、僧侶の龍チャン登場です。龍ちゃんお照るさんの住む質素な小屋の戸

を叩いて言います。

「お照るさん、お照るさん、藪坂長者のお使いで参りました僧侶の龍ちゃんです。」

お照るさん言います。「何かごようですか、」

僧侶の龍ちゃん、奥の院での出来事をお照るさんにいいます。

そして、更に付け加えます。「この出来事以来、長者様は寝込まれまして、

すまないことをしたっと言いっては震えております。

お照る様に許すといってもらえれば気も晴れます。長者様のお屋敷にきて

いただけませんか」

次の日、お照さん長者様のお屋敷にまいります。

お照さん言います。「私の寄進した灯ろうがもとで、長者様の心をお悩ませまし

て申し訳ございません。」

長者ドン起き上がり言います。「お照るさん、私を許しておくれ、わしは人の心を

失うところだった。お照さん、私に何かできることはないか。

お照るさんいいます。「その言葉だけで十分です。」

長者ドン少し考えていいます。「天野の里にいおりを作り、お照るさん

に差し上げましょう、」

というわけで、お照るさんは尼となりました。

毎日まことのいのりをささげるお照さん、いつしか天野の里人にも親しま

れるようになりました。

貧女の一灯、その4、父との再会。

ある年の冬、粉雪がまう朝、お照は慈尊院(じそんいん)への道すがら、

行きだおれの老人を見つけました。

お照さん言います。「御仏(みほとけ)に仕える者です。どうぞ、

いおりにおいでください。」

と言って、だき起こしました。

すると老人は、「かたじけない、どうかおかまいなく………。

人の情(なさけ)にすがることのできない、罪深い男でございます。

このたび高野山へ登り、お大師様(だいしさま)のもとで一生を送りたいと、

ここまで参ったのです、どうか、ざんげ話をお聞きくだされ。」

老人いいます。「長い旅の間に妻に先立たれ、困り果てたすえ槇尾山のふもとで、

わが子を捨てたのでございます。」

じっと聞いていたお照は、かか様の今はのきわの話を思い出しました。

お照るの心「もしや、このお方がお父上様では………。」

お照るさん、はやる心をおさえながら、あのたんざくの和歌を静かに読みます。

千代までも ゆくすえをもつ みどり子を………「」

「そ、その和歌を知っているあなたは、照女(てるじょ)………。」

「………お父上様………。」

両手をにぎる父親と娘は、このふしぎなめぐり合わせをなみだ

を流して喜びました。 

その後、老人は高野山で僧になり、お照は天野の里でおだやかない

のりの一生を送りました。

めでたしめでたし、

高野山正門です。
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コメント
コメント
創作劇場ですか。
ストーリーがよくできてます。
2013/12/04(水) 23:00:45 | URL | matsuyama #- [ 編集 ]
こんばんは。

素敵なお話しですね。
今、ネットで見てきました。

昔話なのに、少し涙が滲みました。
日本人の心、ここにありって思いました。
2013/12/05(木) 01:36:16 | URL | 孝ちゃんのパパ #89lC/bVQ [ 編集 ]
おつかれさまです☆仏さま!
高野山の正門が随分 立派なお寺に思えてきました。
お父様と巡り合わせたのは仏様なのでしょうね。日本人として仏教の心を忘れたくないと思いました。人は悪事を起こして初めて後悔、懺悔をして尼さんになったり仏の道に入ると言いますが、苦労をして育つと貧しくても心だけは豊かであると言えますね。そんな優しい心、時には厳しい心を持つ事が理想ですが、なかなか現実は執着や嫉妬や欲にかられ、人を傷つけあったりしますね。
お照さんがお父様と出逢えたこと…お母様の魂も喜んでおられることでしょう。
これ以前のお話を読んでいないので、ごめんなさいね。
今日はいいお話を聞かせて頂きました。namasute
2013/12/06(金) 02:14:13 | URL | 鈴子 #- [ 編集 ]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013/12/06(金) 08:03:29 | | # [ 編集 ]
高野山にはまだ行ったことがありません。
いつか行く機会があったら、是非見てみます。
そのとき龍ちゃんのお話を思い出しますね。
2013/12/07(土) 08:43:49 | URL | takechan0312 #- [ 編集 ]
光栄です。
> 創作劇場ですか。
> ストーリーがよくできてます。

龍ちゃんです。そういっていただければ光栄です。
でも、貧女の一灯は昔話を少し脚色していますので、バチが当たらないかと思っています。
2013/12/07(土) 17:46:51 | URL | matsuyama様←龍ちゃんです #- [ 編集 ]
昔話っていいですね。
> こんばんは。
>
> 素敵なお話しですね。
> 今、ネットで見てきました。
>
> 昔話なのに、少し涙が滲みました。
> 日本人の心、ここにありって思いました。

龍ちゃんです。
いつも訪問ありがとうございます。
昔から伝わる話って、筋道がわかりやすくていいです。
特に、親子の情、夫婦の情、のまつわる話がいいですね。
2013/12/07(土) 17:53:12 | URL | 孝ちゃんのパパ ←龍ちゃんです #- [ 編集 ]
Re: おつかれさまです☆仏さま!
> 高野山の正門が随分 立派なお寺に思えてきました。
> お父様と巡り合わせたのは仏様なのでしょうね。日本人として仏教の心を忘れたくないと思いました。人は悪事を起こして初めて後悔、懺悔をして尼さんになったり仏の道に入ると言いますが、苦労をして育つと貧しくても心だけは豊かであると言えますね。そんな優しい心、時には厳しい心を持つ事が理想ですが、なかなか現実は執着や嫉妬や欲にかられ、人を傷つけあったりしますね。
> お照さんがお父様と出逢えたこと…お母様の魂も喜んでおられることでしょう。
> これ以前のお話を読んでいないので、ごめんなさいね。
> 今日はいいお話を聞かせて頂きました。namasute

龍ちゃんです。
お忙しいところコメントありがとうございます。
親子の情っていうのは濃いものですね。
でも、今、親が子を殺したり、子が親を殺したり、豊すぎるのかな、
2013/12/07(土) 18:00:00 | URL | 鈴子 ←龍ちゃんです #- [ 編集 ]
高野山はお遍路でよるのが一番です。
> 高野山にはまだ行ったことがありません。
> いつか行く機会があったら、是非見てみます。
> そのとき龍ちゃんのお話を思い出しますね。
龍ちゃんです。
いつも訪問ありがとうございます。
高野山はお遍路の山ですので、同行2人のお遍路服に身を固めていくのが最高です。
高野山の宿坊で精進料理です。でも、夜、遊ぶところがないような。
2013/12/07(土) 18:12:10 | URL | takechan0312 ←龍ちゃんです #- [ 編集 ]
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013/12/09(月) 21:36:19 | | # [ 編集 ]
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