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世の中ケセラセラ 何とかなるさ
会社で上司のいじめにあい、自殺経験2回、もうどうでもいいや、やけくそブログです。
1.智恵子抄への思い、その5、いやなんです。
余談です。

1.智恵子抄への思い、その5、いやなんです。

見つめ合う智恵子の心

「光太郎さんの手、暖かいわ、でも、

私達、結ばれることはないのよ、その手をほどいて、

私の思い、あのスケッチブックとともに、海へ沈めます。」

智恵子、光太郎の手をすり抜けながら言います。

「光太郎さん、これ以上私を苦しめないで、

後戻りできなくなってしまうから、」

家路に付く光太郎、自分の思いを詩に書き、

犬吠崎のスケッチ画とともに、智恵子に送ります。

いやなんです

あなたのいってしまうのが―― 

花よりさきに実のなるやうな

種子よりさきに芽の出るやうな

夏から春のすぐ来るやうな

そんな理屈に合はない不自然を

どうかしないでゐて下さい

型のやうな旦那さまと

まるい字をかくそのあなたと

中略

あなたのいってしまうのが――

おまけにお嫁にゆくなんて

よその男のこころのままになるなんて

 ・・・ 高村光太郎::“智恵子抄”より引用 ・・

風の龍ちゃん小声いいます。

「何、この詩、良くわからないな、もう一つ」

風の龍ちゃん、北風となって智恵子さんの住まいに行きます。

智恵子さんいいます。

「光太郎、私が一度振ったからって、

ハイわかりましたはないでしょ、私が欲しけりゃもう少し、

頑張りなさいよ、このたわけ。」

その時、郵便屋さん来ます。

「郵便です。」

智恵子さん返事をいます。「ハーイ、ご苦労様でーす。」

智恵子,小声で言います。「あら、光太郎さんからだわ、困った人ね、

あれだけお断りしたのに、だめっだって言ったのに。」

智恵子の心「遅い、決断力不足、何をこの詩、高校生が作ったような詩だわ、

ま、基本は彫刻屋だからしかたないわね。」

龍ちゃん言います。「智恵子さん、身支度しているど、どこえ行くんだろ

 まさか、こうたろうのところ、もう、夕方だよ、冬、

日が落ちるのって早いよ」

光太郎に会いに行く智恵子言います。「しかたがないわ、会いにいくわね。」

智恵子さんアトリエのドアをノックします。

光太郎言います。「どうど、智恵子さん来てくれたんだね、

うれしいよ、どんなに会いたかったか」

光太郎、智恵子をアトリエの中に入れます。

「智恵子さん、お酒なら少しあるけどのみませんか、」

龍ちゃん「二人で酒盛りがはじまったど、なんじゃこりゃ、茶番だね」

酔った光太郎の耳には風の音がこう聞こえるのです。

「やっちゃえ、やっちゃえ、智恵子さんとやっちゃえ」

光太郎の心「やっちゃおうか、そうしようか」

草木の揺れる音がこう聞こえるのです。

「やっちゃえ、やっちゃえ、押し倒せ」

光太郎「やっちゃいました。」

智恵子さん「やられちゃいました。」

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2013/12/22(日) 20:27:10 | | # [ 編集 ]
大分智恵子節、興に乗ってきたようですね。
晩年を過ごした光太郎山荘を先日見てきました。
質素で素朴な山荘を見ていると、
愛にお金はいらないんだ、と感じます。
2013/12/22(日) 22:34:24 | URL | matsuyama #- [ 編集 ]
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2013/12/23(月) 15:57:00 | | # [ 編集 ]
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