☆1.始めに
1.特許調査の意味
出願対象の分野にどのような発明が既に出願されているかを知るのは極めて重要です。明細書の作成の上でも参考になります。又、同じようなグッズがあった場合でも自分の発明したグッズとの差異を知った上で明細書を作成すると登録性の高い明細書となります。
2.調査対象
今回は履くだけで痩せるダイエットスリッパを例に特許調査の仕方を説明します。このダイエットスリッパは踵(かかと)部分にセンサーが埋め込まれていて、踵部分に体重がかかると警報音がなるものです。
☆2.特許調査
このブログの左下のリンクの覧に特許検索があります。これは特許電子図書館の特許検索にリンクしていますのでご利用下さい。
1.特許検索の利用
(1)検索画面の呼び出し
次の青字の特許検索をクリックして下さい。特許検索(ここをクリック)
図1が表示されます。これにキーワードを入れて検索します。
[図1]

(2)キーワードの選択
キーワードの選択はダイエットグッズ出願前準備(考えをまとめましょう)で出た構成部材の中から選び使用します。下記①~④のキーワードを選択しました。これを順次入力して出願件数を1000件以下に絞ります。
①スリッパ ②ダイエット ③踵(かかと) ③警報音 ④つま先立
(3)キーワード入力
「スリッパ」を入力し検索したところ図2が表示されました。
図2

(3)入力結果
スリッパ かかとをキーワード入力すると、65件検出(pcの検出画面を図3に示しましす。)されました。同様にスリッパ つま先をキーワード入力すると、75件検出されました。
図3

キーワード 件数
①スリッパ かかと 65
⑥スリッパ つま先 75
合計 140
検索の結果 特許・実用140件 検出しました。140件なら発明の概略を書いた要約書に目を通しましょう。あくまでも参考文献の検索ですからこの程度で良いとおもいます。
(4)一覧表示と簡易表示
スリッパ かかとをキーワード入力したpcの検出画面(図3)の一覧表示をクリックすると一覧画面が表示されます。(図4に示します。)
図4

一覧画面に表示されている発明の名称から関係あると思われるものを選び公開番号をクリックします。すると図5に示すような簡易表示がでます。この簡易表示は発明の概略を説明しています。
(5)先行技術文献調査
上記しました手順で色々先行技術文献調査しましたが、類似した案件は検出されませんでした。新規性があり登録される可能性があるということです。参考となる案件を3件ピックアップしました。この3件の案件を参考文献として出願書類を作成していきます。
図5



次回は特許明細書の書き方をこのダイエットスリッパを例にとり説明いたしますので、宜しくお願いします。
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