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世の中ケセラセラ 何とかなるさ
会社で上司のいじめにあい、自殺経験2回、もうどうでもいいや、やけくそブログです。
ダイエットグッズの特許明細書の作成へトライ
☆1.初めに
先行技術文献の調査も完了(前回)しました。いよいよ明細書の作成です。もし特許事務所の方に依頼すると依頼案件を過剰なほど綺麗に装飾してくれます。有名デパートで買い物をした場合に綺麗に包装してくれるのと同じです。しかし、特許庁の審査はこの包装を取り除いてしまいます。そして発明案件のみを審査します。明細作成前に必ず前々回の出願前準備に目を通し、本質を練り筋道を立てて明細書を作成しましょう。そうすれば特許事務所に劣らない明細書が作成できます。

☆2.出願書類の様式
特許権を取得するためには、「特許願」及び権利を取りたい技術内容を詳しく記載した「明細書」、「特許請求の範囲」、「図面」(必要に応じて)、「要約書」を作成し、特許庁に出願(提出)する必要があります。
それらの様式は、下記しました青文字の「特許出願書類の様式」をクリックし名前付けコピして下さい。
特許出願書類の様式
書き込み時の確認事項は以下の通りです。
(1)用紙は、日本工業規格A列4番(白色のものを縦長)
(2)文字は、10ポイントから12ポイントまでの大きさです。基本 半角を用いてはなりません。
(3)書き方は左横書、1行は40字詰めとし、1ページは50行以内とし、各ページの上の余白部分の右端にページ数を記入して下さい。
(4)余白は、少なくとも用紙の左右及び上下に各々2cmをとり、原則としてその左右については各々2.3cmを越えないものとして下さい。
(5)とじ方は左とじとし、容易に分離し、とじ直すことができるように例えばステープラー等を用いてとじて下さい。
☆3.説明対象
今回は履くだけで痩せるダイエットスリッパを例に明細書の書き方方を説明します。このダイエットスリッパは踵(かかと)部分にセンサーが埋め込まれていて、踵部分に体重がかかると警報音がなるものです。
明細書の文章は赤色文字で記載しています。

☆4.明細書の作成
1.発明の名称
【発明の名称】 スリッパ
(1)説明
明細書の最初の記載事項は発明の名称です。特許調査で得た案件を参考にシンプルに書きましょう。今回はスリッパにします。
2.技術分野
【技術分野】
【0001】
本発明はダイエットに使用するスリッパに関するものである。

(1)説明
特許を受けようとする発明の技術分野を明確にするため、「本発明は~するための~に関するものである。」のように簡潔に記載します。
3.背景技術
【背景技術】
【0002】
従来のダイエットに使用するスリッパにはかかと部分を取り去ったつま先歩行用のものがある。これはつま先部分が接する踏み付け部と、踏まず部とで構成されている。又、別のタイプのものには特許公開平11-56403号公報に記載のものがある。これは踏み付け部と踏まず部を硬い部材で、踵部分をやわらかい部材で作ることにより、かかと部分を取り去ったスリッパと同じ効果を持つものである。

(1)説明
従来のダイエット用のスリッパには○○○がある。これは△△△と◇◇◇とで構成されている。と書きます。
△△△、◇◇◇には従来の構成部材を入れます。前回の出願の前準備(考えをまとめましょう)には踏み付け部と踏まず部が記載されていますので、これを入れます。
次いで、先行技術調査で出た案件も記載します。記載方法は出願番号又は公開番号を記載するだけも充分ですが、付けくわえたい場合にはその構成部材を簡単にかきます。「又、別のタイプのものには□□□公報に記載のものがある。これは△△△と◇◇◇とで構成(作られている。)されている。」
注意点
☆1:従来技術ですので、詳しく詳細に書く必要はありません。多くても2例程度にしましょう。
☆2:従来技術の欠点をなるべく書かかないようにしましょう。(従来技術欠点は課題の欄でかきます。)

4.特許文献
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許公開平11-56403号公報
【特許文献2】特許公開2005-329191号公報

(1)説明
前回の特許調査で得た案件の出願番号又は公開番号を記載します。もしなければ記載する必要はありません。

5.発明が解決しようとする課題
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のダイエット用スリッパは踵部分を取り去ることによりつま先立、つま先歩行を意識し実行するものであるが、次の①②に示す問題点があった。
①家事に集中していると、つま先立を忘れてしまう。
②スリッパの形状が特異であるため、それを履いているといかにも「ダイエットをしています」といった印象を他人に与え、恥ずかしい思いをする。
【0005】
本発明は上記欠点を鑑みてなされたものであって、履いていても「ダイエットをしています」といった印象を他人に与えず、つま先立を忘れることないダイエット用スリッパを提供することにある。

(1)書き方
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここに従来の問題点をかきます。従来の○○○には△△△があるが、次の①②・・・に示す問題点があった。
①・・・・・・
②・・・・・・
③・・・・・・
○○○には発明が属する分野、今回はダイエットに使用するスリッパ、△△△には○○○の簡単な説明、今回は踵がないを記載します。そして問題点を箇条書にします。 
【0005】
本発明はかかる上記問題点に鑑み、△△△でないダイエット用スリッパを提供することにある。
(2)説明
前々回に作成した出願前準備(考えをまとめましょう。)の文中に問題点の明確化があります。その項目を下記しました。これをアレンジします。
「1.問題点(発明を思いついた理由)の明確化
問題点を箇条書きしましょう。どんな小さなことでもOKです。例えば、自分の発明品の比較対象品の欠点を列記します。
(2)踵部分がないダイエットスリッパを使用した場合の問題点を下記します。
①家事に集中していると、つま先立を忘れてしまう。
②スリッパの形状が特異であるため、ダイエットしていることが気付かれてしまう」


6.課題を解決するための手段
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のスリッパは踵部分が踏まれると検知信号を出す検知具と、検知具の検知信号を受けて注意音を発生する注意音発生具とが踵部分に埋設されていることを特徴としている。

(1)説明
本発明によって提供される・・・・は○○○と、○○○とを備える・・・・であって、△△△と、△△△とが、◇◇◇していることを特徴としている。
・・・・には発明の名所、○○○、△△△には特許出願前準備の文中に記載されている構成部材を記載してアレンジします。
○○○は従来の構成部材:踵部、踏まず部、踏み付け部(つま先部) 
△△△は本発明の構成部材:踵部、検知具、音発生具
◇◇◇は○○○と△△△のその関係を記載します。
スリッパは誰でも知っているので、従来の構成部材の説明は省略しています。本来はこのようになります。本発明は踵部、踏まず部、踏み付け部(つま先部)とを備えるスリッパであって、踏まれると検知信号を出す検知具と、検知具の検知信号を受けて音を発生する音発生具とが踵部分に埋設されていることを特徴としている
(2)問題点を解決する手段が複数の場合
今回の場合は注意音によりつま先歩行をしていないことを使用者にしらせていますが、振動で知らせる方法も含みたい場合は書き方も変わってきます。このようになります。
【0006】
本発明のスリッパは踏まれると検知信号を出す検知具と、検知具の検知信号を受けて注意を発生する注意手段とが踵部分に埋設されていることを特徴としている。
【0007】
又、上記注意手段が音又は振動であることにある。

7.発明の効果
【発明の効果】
【0007】
本発明のスリッパは踏まれると検知信号を出す検知具と、検知具の検知信号を受けて注意音を発生する注意音発生具とを備えているので、家事に夢中になり、つま先歩行をわすれた場合でも踵部分に埋設された検知具が信号を出し、この信号を受け取った注意音発生具が注意音を発生する。使用する者はこれを聞き再びつま先歩行を始める。
【0008】
又、検知具と注意音発生具が踵部分に埋設されているので、外観は普通のスリッパである。これにより「ダイエットをしています」といった印象を他人に与え、恥ずかしい思いをすることはない。

(1)説明
本発明の.....は○○○とから構成されているので、△△△となるので ◇◇◇となる。と書きます。
①....は発明の名称をいれます。今回はスリッパをいれます。
②○○○には本発明の特徴となる構成部材をいれます。今回は検知具と注意音発生具です。
③△△△には構成部材がどのように働くかを書きます。つま先歩行を忘れ踵を踏むと、検知具がこれを検知し検知信号を注意音発生具に送り、これを受けた注意音発生具が注意音を発生する
④◇◇◇には上記③の結果どのようになったかを書きます。
(2)効果が複数ある場合
又、○○○が△△△しているので△△△となり、◇◇◇の効果を得ることができる。或いは、○○○の構成を追加した場合には△△△となり◇◇◇の効果を得ることができる。と書きます。
①○○○には検知具と注意音発生具が入ります、△△△には埋設されているが入ります。◇◇◇には外観は普通のスリッパであるをいれます。

8.図面の簡単な説明
この欄では提出図面を簡単に説明します。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明のスリッパを説明する概略構成図である。
【図2】本発明のスリッパを説明する断面図である。

次の欄に「発明を実施するための形態」があります。ここでは図面に沿って本発明を説明します。その為にもここで、仮図面を作成します。フリーハンドでも雑でもかまいません。そして、文章を作成して行く中で図面を訂正していきます。提出する図面はこれを元に出来る範囲で丁寧に書きましょう。
図1は完全な斜視図、平面図でもありません。マンガ的な図になることもあります。この場合は構成図、或いは説明図としましょう。今まで、この部分が違うことで拒絶されたことはありません。図面を書いて見ました
図1
P1000325.jpg
図2
P1000328.jpg
9.発明を実施するための形態
(1)説明
この欄では発明者の考えた最適の実施例をそのまま書くことができます。実施例が2つあれば2つ、3つあれば3つ書くことができ、査定結果に不服がある時はこの実施例に書かれた内容から補正することができます。細かく書けば補正時に有利になりますが、今回は説明の為ですから実施例は一つにします。
(2)書き方の構成
上段は構成部材の形状・機能・特徴をを、中断は構成部材の働き、下段は効果をかきます。
①上段(構成)
明細書作成のプロの方は「図1中符号1は○○○であり、△△△である。」例;「図1中記載の符号3はリミットスイッチ(検知具の一例)であり、....である。」「4はスピーカーであり、.....」といった感じで書きます。 ....に形状や特徴を的確に文字で表現します。しかしそれは難しいことです。先ず、図中の符号が何を示しているか宣言します。それから、段落を変えて各構成部材間の関係をのべます。(各構成部材間の関係を述べることは難しいことです。発明品を製作する手順を書けば自然と各構成部材の関係を述べたことになります。)
②中段(動き)
「続いて、以上のように構成した本実施形態の使用方法を説明する。・・・・・・・」で始まり、....には構成部材名を入れながら動きを説明します。
③下段(効果)
「よって、これを使用した者は.......なる。」この...には本発明の課題から導き出せた効果を少なくとも含ませて書きます。

(3)明細書の作成
【発明を実施するための形態】
【0010】
先ず構成部材を宣言します。
以下、本発明の好適な一実施形態について説明する。図1,2中の符号1は本実施形態のスリッパである。2は踵である。3はリミットスイッチ(検知具の一例)である。3aはリミット軸である。4はスピーカー(注意音発生具の一例)である。5はボタン電池ホルダである。6は踵蓋である。
【0011】
発明品を製作するつもりで説明します。
更に詳しく構成を説明する。踵部は踵2と踵蓋6とから構成されていている。この踵2にはリミットスイッチ3とスピーカ4とボタン電池5が収納できる大きさの中空が形成されている。次に各構成部材の埋設位置を説明する。リミットスイッチ3はリミット軸3aの先端が踵蓋6内にとどまる位置に固定され、スピーカー4は踵2の中空から踵2の側面をの臨む位置に固定されている。そして、ボタン電池ホルダ5はリミットスイッチ3の上部の位置へ着脱可能に固定する。このようにして踵2の中空内に固定された状態で踵2に踵蓋6が取り付けられる。この踵蓋6はプラスチック製の舌形状の板の上にスポンジ材を貼り合わせナイロン製の生地で覆ったものである。このプラスチック製の板の中央部分にはリミット軸3aが入る穴が形成され、踵蓋6を取り付けはこの穴にリミット軸3aを通して取り付ける。
【0012】
使用状態の動きをかきましょう。
家事に夢中になり、つま先立或いはつま先歩行を忘れると、踵蓋6は踏まれる。踵蓋6内はスポンジ製のクッション材の中にリミット軸3aが起立状態で配置されているので、踏まれるとクッション材は収縮しリミット軸3aは後退する。この時にリミットスイッチ3の接点がONとなり、スピーカー4にはボッタン電池ホルダー5にセットされている電池の電流が流れ注意音が発生する。再びつま先歩行になると、リミット軸3aは前進し接点がOFFになり注意音は鳴り止む。
【0013】
効果を記載します。
使用する者はこのスリッパ1を履きつま先立ち、或いはつま先歩行しながら家事を行う。家事に集中するあまり、ダイエット為に行っているつま先立やつま先歩行を忘れてしまうと、注意音を発生し、この注意音に気づいた使用者はこ再びつま先立やつま先歩行を始めダイエットに成功する。又、踵2の中空部分にスピーカーやリミットスイッチ等の構成部材が埋め込まれた状態で踵蓋6で蓋されるので、外観は普通のスリッパであり、「ダイエットをしています」といった印象を他人に与え、恥ずかしい思いをすることはない。
【符号の説明】
【0014】
1 スリッパ
2 踵
3 リミットスイッチ
3a リミット軸
4 スッピーカー
5 ボッタン電池ホルダ
6 踵蓋


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