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世の中ケセラセラ 何とかなるさ
会社で上司のいじめにあい、自殺経験2回、もうどうでもいいや、やけくそブログです。
特許明細書作成しちゃいました。園芸用品の特許出願へトライ
☆1.余談です。
1.リビングから見た風景。
手入れのしていない梅の古木、私が生まれる前からあるそうです。毎年6月に、実を付けてくれます。この梅実で梅酒を2瓶、梅シロップを4瓶作ります。剪定したいのですが、剪定の仕方がわかりません。天気の良い日に少しだけ剪定のまねをしようかと考えています。
P1000440.jpg
そろそろ本題へ
☆2.始めに
特許調査も完了(前回)しました。いよいよ明細書の作成です。もし特許事務所の方に依頼すると依頼案件を過剰なほど綺麗に装飾してくれます。有名デパートで買い物をした場合に綺麗に包装してくれるのと同じです。しかし、特許庁の審査はこの包装を取り除いてしまいます。そして発明案件のみを審査します。明細作成前に必ず前々回の出願前準備に目を通し、本質を練り筋道を立てて明細書を作成しましょう。そうすれば特許事務所に劣らない明細書が作成できます。

☆3.出願書類用原紙の作成
特許権を取得するためには、「特許願」及び権利を取りたい技術内容を詳しく記載した「明細書」、「特許請求の範囲」、「図面」(必要に応じて)、「要約書」を作成し、特許庁に出願(提出)する必要があります。それらの様式は、下記しました「特許出願書類の様式」をクリックし名前付け保存して下さい。これが出願書類の原紙になります。この原紙に書き込んで下さい。
特許出願書類の様式(ここをクリック)
書き込み時の確認事項は以下の通りです。
(1)用紙は、日本工業規格A列4番(白色のものを縦長)
(2)文字は、10ポイントから12ポイントまでの大きさです。基本 半角を用いてはなりません。
(3)書き方は左横書、1行は40字詰めとし、1ページは50行以内とし、各ページの上の余白部分の右端にページ数を記入して下さい。
(4)余白は、少なくとも用紙の左右及び上下に各々2cmをとり、原則としてその左右については各々2.3cmを越えないものとして下さい。
(5)とじ方は左とじとし、容易に分離し、とじ直すことができるように例えばステープラー等を用いてとじて下さい。

☆4.説明対象
今回はプランタを例に明細書の書き方を説明します。このプランタは容器状のプランタ本体の上方に集光レンズを設置したものです。図1に示します。これを屋内に設置した場合には集光レンズ1が光りを集めプランタ3に植えられて植物に光を提供します。
図1
P1000427.jpg
☆5.明細書の作成
明細書の文章は赤色文字で記載しています。
1.発明の名称
【発明の名称】 プランタ
(1)説明
明細書の最初の記載事項は発明の名称です。特許調査で得た案件を参考にシンプルに書きましょう。今回はプランタにします。

2.技術分野
【技術分野】
【0001】
本発明は植物を栽培するプランタに関するものである。

(1)説明
特許を受けようとする発明の技術分野を明確にするため、「本発明は~する(ための)・・・に関するものである。」のように簡潔に記載します。今回は~には植物を栽培、・・・にはプランタを入れます。

3.背景技術
【背景技術】
【0002】
従来からプランタは培養土がいれられる容器状のプランタ本体と、このプラント本体の底部分に敷かれ、培養土の余分な水分を分離する中敷とを基本的な構成としている。この基本的な構成に別の機能を追加したプランタも出現している。特許公開平6-284823号公報記載のプランタはプランタ本体の上部壁面に低圧水銀ランプを取り付け、植物の根元付近を照らし独特の装飾効果を得るものである。叉、特許公開2004-298171号公報記載の記載のものはプランタを収納するケース状の栽培装置である。この栽培装置の天井には栽培促進用ランプが設置されて、その内壁面には栽培用ランプの光を無駄無く利用する為、鏡状の反射板が取り付けられている。

(1)説明
従来の○○○は△△△と◇◇◇とを基本的な構成としている。と書きます。
△△△、◇◇◇には従来の構成部材を入れます。前回の出願の前準備(考えをまとめましょう)にはプランタのみが記載されていますので、一般的なプランタの構成部材をかきます。しかし、プランタは誰でも知っていますので、構成を省略してもかまいません。一応書いて置きます。
次いで、先行技術調査で出た案件も記載します。記載方法は出願番号又は公開番号を記載するだけも充分ですが、付けくわえたい場合にはその構成部材、或いは、その概略を簡単にかきます。「又、別のタイプのものには□□□公報に記載のものがある。これは△△△と◇◇◇とで構成(作られている。)されている。」
注意点
※1:従来技術ですので、詳しく詳細に書く必要はありません。多くても2例程度にしましょう。
※2:従来技術の欠点をなるべく書かかないようにしましょう。(従来技術欠点は課題の欄でかきます。)

4.特許文献
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許公開平6-284823号公報
【特許文献2】特許公開2004-298171公報

(1)説明
前回の特許調査で得た案件の出願番号又は公開番号を記載します。もしなければ記載する必要はありません。

5.発明が解決しようとする課題
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
老人、身障者の方を介護する施設内ではリハビリの一環として園芸を行っている。諸諸の理由により屋内でプランタを使用して行なっている。しかし、従来のプランタを屋内で使用すると、屋内では照明の光量が十分でない為、草花が育だちにくく、時には枯れてしまうという問題があった
【0005】
本発明はかかる上記問題点に鑑み、屋内で使用しても、照明の光量不足により、草花が育だちにくく、枯れてしまうことのないプランタを提供することにある。

(1)書き方
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここに従来の問題点をかきます。従来の○○○は△△△という問題点があった。
【0005】
本発明はかかる上記問題点に鑑み、△△△でないプランタを提供することにある。
(2)見直し
前々回に作成した出願前準備(考えをまとめましょう。)の文中に問題点の明確化があります。その内容に沿っているか見直しましょう。内容はプランタを屋内で使用した場合には屋内照明の光量が十分でない為、草花が育だちにくいと言うものです。この内容は必ずいれて下さい。以下の部分は必ずしも書く必要はありません。「老人、身障者の方を介護する施設内ではリハビリの一環として園芸を行っている。諸諸の理由により屋内でプランタを使用して行なっている。」

6.課題を解決するための手段
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によって提供されるプランタは培養土が入れられる容器状のプランタ本体と、このプランタ本体の上方に配置され、入射した光を集めて、プランタ本体の植付面に光を集める集光体レンズとを備えたことを特徴としている。

(1)説明
一般的には本発明によって提供される・・・・は○○○と、○○○とからなる・・・・であって、△△△と、△△△とを備えたことを特徴としている。
・・・・には発明の名所であるプランタです。そして、○○○には従来の構成部材:今回は従来の構成部材は容器形状のプランタ本体のみですが、2つある場合は2つかきます。 △△△は本発明の構成部材:プランタ本体と集光体レンズです。○○○と△△△との前にその構成部材の説明を入れて記載します。
今回はプランタの基本的構成は誰でも知っているので、従来の構成部材の説明部分は省略しています。
7.発明の効果
【発明の効果】
【0007】
本発明によって提供されるプランタは容器形状のプランタ本体の上方に集光体レンズが配置されているので、集光体レンズが光を集め、プランタ本体に植えられている植物を照らす。よって、植物は屋内であっても十分な光を浴びて育だつことができ、使用する人を失望させない。

(1)説明
本発明によって提供される.....は○○○とを備えているので、△△△となる。よって◇◇◇となる。と書きます。
①....は発明の名称をいれます。今回はプランタです。
②○○○には本発明の特徴となる構成部材を入れます。今回はプランタの上方に配置された集光体レンズです。
③△△△には構成部材がどのように働くかを書きます。集光体レンズが光を集め、プランタ本体に植えられている植物を照らす。
④◇◇◇には③の結果どのようになったかを書きます。植物は屋内であっても十分な光を浴びて育だつことができ、使用する人を失望させない。

8.図面の簡単な説明
(1)仮図面を作成しましょう。
先ず、ここで仮図面を作成します。あくまでも仮図面です。図面の清書等は、全項目の文章作成が終わってから行ないましょう。途中、追記や修正が出てくる場合がありますので、一番最後に作成する方が効率的です。
※確認事項
■用紙はA4サイズを使用します。
■左横書きにて、1行40文字、1ページは50行以内とします。
■文字は、黒文字で10~12ポイント。
■上に2cmの余白をとるものとし、原則として2.3㎝を超えないようにします。
■複数ページに及ぶ場合は、各ページの右上余白部分にページ数を記入してください。
図面作成の目的は、その発明・考案の内容(構成要素)を、よりわかりやすく説明・理解させるために出願書類と一緒に提出するものです。
(2)仮図面1
P1000447.jpg
(2)仮図面2
P1000448.jpg
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明のプランタの斜視図である。
【図2】本発明のプランタのA視方向断面図である。


9.発明を実施するための形態
(1)説明
この欄では発明者の考えた発明を実施するための形態をそのまま書くことができます。実施形態が2以上ある場合には一方は【発明を実施するための形態】へ、残りの実施形態は【実施例】の欄を起こして書きます。査定結果に不服がある時はこの実施例に書かれた内容から補正することができます。細かく書けば補正時に有利になりますが、今回は説明の為ですから実施形態は一つにします。一つの場合は(【実施例】)の項目は省略します。
(2)書き方の構成
上段は構成部材の形状・機能・特徴を、中断は構成部材の働き、下段は効果をかきます。特許事務所の人はプロですから難しい表現をします。我々がそれをまねますと、一層わかり難くい文章なります。文章は短く区切り、主語と述語がねじれないようにしましょう。
①上段(構成)
明細書作成のプロの方は「図1中符号1は○○○であり、△△△である。」といった感じで書きます。△△△に形状や特徴を的確に文字で表現します。しかしそれは難しいことです。先ず、図中の符号が何を示しているか宣言します。それから、段落を変えて各構成部材間の関係をのべます。(各構成部材間の関係を述べることは難しいことです。発明品を製作する手順を書けば自然と各構成部材の関係を述べたことになります。)
②中段(動き)
「続いて、以上のように構成した本実施形態の使用方法を説明する。・・・・・・・」で始まり、....には構成部材名を入れながら動きを説明します。
③下段(効果)
「よって、これを使用した者は.......なる。」この...には本発明の課題から導き出せた効果を少なくとも含ませて書きます。それ以外の効果をかいてもOKです。

(3)発明を実施するための形態の作成
【発明を実施するための形態】
【0009】

(先ず代表的な構成部材を宣言します。)
以下、本発明の好適な一実施形態について説明する。図1中の符号1は本発明プランタである。2は照明等の光源の光を集める集光体レンズである。4は植物が植え付けられる容器状のプランタ本体である。3はプランタ本体4の上方に集光体レンズ2を支える支柱である。5はプランタ本体4を所定の高さで支えるスタンド体である。6は野菜、草花等が植え付けられる培養土である。
【0010】

(本発明のプランタ1を自分で作るつもりでかきますと、自然と各部材を説明したことになります。)
何から書けば良いのかわからない場合は書こうとする部材の特徴を箇条書きにします。
例えばこのように、
①プランタ本体3は植物を植える植付面が円状である。
②プランタ本体3は野菜、草花等の栽培に適した深さ略20㎝である。
③プランタ本体3はスタンド体5よって、車椅子に乗った状態で作業しやすい高さに調整されています。
上記①②③の文章を繋がるようにアレンジします。
更に詳しく説明すると、プランタ本体4は植物を植える植付面が円状であり、野菜や草花の栽培に適した深さ20cmに作られている。そして、このプランタ本体4の植付面の高さは車椅子に乗った状態で作業しやすい位置に固定されている。
【0011】
叉、集光体レンズ2はプランタ本体4の1.5倍の径であり、入射した光を収束させる凸レンズである。そして、その材質は軽量化を図る為にプラスチック製である。このように形成された集光体レンズ2はプランタ本体4の上方に支柱3によって所望の位置に配置される。次に、支柱3について述べる。支柱3は第一支柱3aと第2支柱3bとから構成されて、その材質は光透過性のプラスチック製である。更に説明を加えると、第一支柱3aは筒状に形成され、一方端はプランタ本体4の底部分溶着固定されるとともに、他方端側の中空部入口には進退可能に第2支柱3bが挿入されている。このように第一支柱3aに進退可能に挿入された第2支柱3bの他方端には接続球体3cが形成され、この接続球体3cは集光体レンズ2の嵌合溝2aに揺動可能に嵌合される。
【0012】

次に本発明のプランタ1の使用手順を書きます。取扱い説明書を書くつもりで。先ず箇条書きのつもりで書いてみます。それから文章をつなげます。
①培養土6をプランタ本体4にいれます。
②プランタの植付面に植物を植えます。
③集光体レンズの位置は第2支柱3bを第1支柱3aから進退させて植えられた植物に集光体レンズ2の集めた光りが降り注ぐ高さにセットネジ3cで固定する。
④集光体レンズ2は支柱3に揺動可能に取り付けられている。これを適宜位置に固定して植えられた植物に均一に光が当たるようにします。
上記のように構成された本発明は以下のよう使用される。先ず、プランタ本体4には培養土6が入れられ、そして、その表面である植付面を平らにならして植物を植える。次に、集光体レンズ2の高さを調整する。この高さの調整は第2支柱3bを第1支柱3aから進退させて行う。例えば、低くすぎると集光体レンズ2の集めた光は植え付け面の広い範囲にを降り注ぎ、高すぎると光りの降り注ぐ範囲は必要以上に狭くなる。使用する人は植えた植物に合して調性し使用することができます。叉、集光体レンズ2は第2支柱3bの先端に接続球体3cを介して揺動することができるので、光源が真上でない場合であっても、集光体レンズ2を適宜位置に揺動させ固定ネジ2bで固定することにより植物により良く光があたるようにすることができる。
【0013】

続いて効果を書きます。効果には少なくとも上記した【発明の効果】の欄で記載した事項はいれるようにしましょう、記載していない効果もあれば書きましょう。
上記のように構成された本発明のプランタ1は容器状のプランタ本体4の上方に集光体レンズ2が配置されているので、集光体レンズ2が入射した光を集め、プランタ本体4に植えられている植物を照らす。よって、植物は屋内であっても十分な光を浴びて育だつことができ、使用する人を失望させない。
【符号の説明】
【0017】
1  プランタ
2  集光体レンズ
2a 嵌合溝 
2b 固定ネジ
3  支柱
3a 第1支柱
3b 第2支柱
3c 接続球体
4  プランタ本体
5  スタンド体
6  培養土



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コメント
コメント
こんにちわ。 
わいわいエスケーと申します。
特許出願の書類作製をするんですか凄いですね。20年前ある件で特許を出願しようとしたのですが。書類作製が面倒なのと物が一般的で無いので止めた事がありました。
2013/01/17(木) 21:06:47 | URL | ワイワイエスケー #noOYFVhE [ 編集 ]
Re: タイトルなし
> こんにちわ。 
> わいわいエスケーと申します。
> 特許出願の書類作製をするんですか凄いですね。20年前ある件で特許を出願しようとしたのですが。書類作製が面倒なのと物が一般的で無いので止めた事がありました。

ブログをしてから初めてメール頂きましたありがとうございます。もし、何か発明案件がぎざいましたら、できる範囲でお手伝いさしていただきます。それでは、
2013/01/20(日) 10:46:56 | URL | 龍ちゃんです #- [ 編集 ]
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