犬の供養による病気治し
「(一部のみ引用) そのお宅に一寸面白い話がありますから、お話します。
その御婦人はどうして観音様をお祭りしたかと思うと、
その家に十位の男の子があるんであります。
しかし生れ付に言葉がはっきりしない。
全然口が利けないのじゃなくて、ただはっきりしないのであります。
アイウエオだけがハッキリ言えぬだけで、後ははっきり言えるのであります。
チョイチョイお出でになるうちに、ちょうど半分位良くなった時に、観音様をお祭りしたんであります。
その子供は、最初頭に瘤(こぶ)があるから、それをとかしました。
それがあらかた解けると最初来られた時には、ボーッとしていたんでありますが、
非常にはっきりして来て瘤が除れる頃は眼付も大変よくなり頭もとても良くなって従って、
学校の成績も驚く程良くなって来たんであります。
段々査べてみると犬の霊がたたっている事が判ったんであります。
それはその子のお父さんが犬を殺した事があるのです。
アイウエオの音だけはっきり言えないと言う事は犬である事を証拠立てているのであります。
大抵の動物は七十五音の内どれか一種を発する事が出来るのです。
犬は、ワヰウヱヲの音で、ワンワンと鳴き、ウーウーと唸り、
足等踏まれたり、轢(ひ)かれたりした時はヰーヰーと
うめき遠吠えする時は、ヲーヲーと鳴くのは、皆さんも御存じの通りであります。
その他猿はカキクケコ、鼠はタチツテト、牛はマミムメモ、馬はハヒフヘホと言う様に
各動物は一種の音声を特徴として神から与えられているのであります。
犬が祟って、憑っている為に人間の舌や発声機関を使うのは適しないから、その声だけがはっきりしないんで、
又その頭の瘤は犬が殴られた所なのでそれが致命傷になったのであります。
それが判ったから早速その犬を私は祀ってやった所、病気もどんどん良くなって昨今はほとんど快くなったんであります。
そのお母さんが光を拝まれたのであります。
こういうお光は、大抵な方は拝まれます。
その光が種々あって色は金色紫色紅色等が多く、その中でも白金色が一番多いのであります。」
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